3本のウェッジと4つの振り幅であなたの技術は根底から上達する
基本に忠実なショットを生みだすウェッジセット
スコアの向上(ゴルフの上達)を実現していくために欠かせないのが、100ヤード以内のコントロールショットの距離感をどう掴んでいくかだと思います。100ヤード以内を数ヤードで打ち分けるプロゴルファーに対して、イメージや振り幅がアバウトで感覚に頼ってミスをしてしまうのが、アプローチショットに悩むアマチュアの典型です。すぐに数ヤードを打ち分けるのは難しくても、段階を踏んで距離感を磨くことで、ピンに寄せる確率は挙げられるのです。
♢キャビティバック構造
バックフェースの中央部分を薄くし、余った重量を周辺に配分することで、慣性モーメントを高めています。簡単に言えば、芯が広くなりどこで打っても球質の変化が小さくなり、振り幅なりの距離を飛ばしやすくなる。ウェッジをキャビティー化する最大のメリットは距離感が出しやすくなることです。
♢フルミルドボディ
ボディー全体を精密CNC加工によって削り出すことにより、50度55度59度の3本のロフト角度、バランス角度、ヘッド重量のバラ付きを無くし、同じスイングで、それぞれの番手で求める距離感をが正確に出すことが出来ます。
♢マシンカットフルスコアライン
フェースフェースの全面に溝=スコアラインをマシンカットで彫刻 配置したフルスコアラインウェッジです。フルスコアラインのメリットは構えた時にフェース面が大きく見え、やさしさを感じる。また、フェースを開いて打つ場面でも安定してスピンをかけることができます。通常ウェッジはフェース面のややヒール側に重心があるのですが、フェースセンターより少しトゥ側でヒットするショットの際にも、確実にボールにスピンを与えてくれます。
♢ワイドグラインドソール
ソール幅役28mmのワイドソールは芝への刺さりを軽減し、ソールを上手く滑らせる ことが容易にできます。また、ヒール側とトゥ側を一段削り落とすことで、両サイドの引っ掛かりを軽減して、ライ角度や、グランドコンディションに応じてよりミスの少ないアプローチショットを選択することができます。
クオーターショット(4分の1くらいの振り幅)
時計で表すと、8時から4時の振り幅でスイングするショットのことを表します。 グリーン周りのアプローチで使用するケースが多い。大切なことはスイングの強弱で打つのではなく、振り幅を意識して、あくまでも体の回転で打つイメージが大切です。8時4時をイメージしたクオータースイングは距離感養っていく上で最も大切なスイング幅です。
ハーフショット(2分の1くらいの振り幅)
時計で表すと、9時から3時の振り幅でスイングするショットのことを表します。 ピッチ&ラン、ボールが半分上がって半分転がるショットをうつ際に使用するケースが多いショットです。大切なことはスインイングの強弱で打つのではなく、振り幅を意識して、あくまでも体の回転で打つイメージが大切です。
スリークオーターショット(4分の3くらいの振り幅)
時計で表すと、10時から2時の振り幅でスイングするショットのことを表します。 飛距離を狙うのではなく、方向性を重視した時に使用するスイングです。フルショットに比べて全体の動きを抑えめにしているため、ショットが安定しやすいのが特徴です。
フルショット(4分の4くらいの振り幅)
時計で表すと、11時から1時の振り幅でスイングするショットのことを表します。 文字どおりのフルショットです。各番手の最大飛距離を出すためのスイングで、バックスピン量が最大化されるために、グリーン上でボールを止めた時に有効です。
なるほど、そうだったのか!
見えてきた、プロが実践する距離感の合わせ方のコツ
ロフトによってスイングの変えたり、手元の強弱で加減しようとするとかえって トップやダフリのミスに繋がるケースが増えてしまいます。四つの振り幅と三つのロフトを状況に応じて使い分けることで、100ヤード以内のキャリーの目安が5ヤード単位で打ち分けれるようになります。まずは、練習で1/4の振り幅(クオーターショット)からの練習、そして1/2(ハーフショット)、3/4(スリークオーターショット)、フルショットへと練習の幅を広げていってください。決してフルショットから組み立てようとするのではなく、小さなスイングから徐々に大きなスイングへと組み立ていくことが大切です。小さなスイングでも体の回転で、インパクトを緩めずにしっかりとヒットすることが大切です。
ウェッジをいつも3本持って状況に応じてロフトを選択する
私はいつもウェッジを3本持って次のショットの場所に行きます、その場で ライのコンディションを確認します。アップヒルなのかダウンヒルなのか?つま先あがりかつま先下がりか?などの状況を確認した上で、一番最適なロフト角度を3本から選択して四つの振り幅から一番最適だと思われる振り幅で距離感を合わせています。50度・55度・59度の三つのロフトと四つの振り幅で打つと、飛距離がどのように変化するかを練習では把握しておくのが、100ヤード以内の距離感の作り方の基本です。是非、みなさんも自分の飛距離を把握してアプローチが得意になってくださいね!次回は、応用編をご紹介させていただきます。
ロフト角 |
ヘッド重量(g) |
ライ角 |
F.P(mm) |
バウンス角度 |
レフトハンド |
50° |
298 |
63.5° |
6.6 |
7° |
– |
55° |
300 |
64° |
7 |
7° |
– |
59° |
300 |
64° |
7.6 |
10° |
– |
製造方法
ボディー:S20C軟鉄鋳造フルミルドボディー
フェース:CNC MILLING マシンカットスコアライン
仕上げ:ツアーサテンフィニッシュ